EmooveのMemoryを記録しシェアするメディア

給料を人件費としか捉えない経営は長くは続かない

給料を人件費としか捉えない経営は長くは続かない

こんにちは、Emoove[エモーヴ]の代表の鵜飼晃弘です。

今回は会社を経営していくという上での人とのかかわりについて、ご紹介したいと思います。

まだまだ若輩者がなにを言ってるんだと思われるかもしれませんが、私自身実際に従業員として会社に勤め、子会社の役員を担い、自分で会社を立ち上げてきた中で、少しずつ見えてきたものがあるので、若造の一意見としてご拝読いただければと思います。

また、こちらの内容は、経営における金言がたくさん詰まった浜口隆則さんの著書「社長の仕事」の中で言及されていた内容が私の考え方にすごく近いものでしたので、そちらに基づきながらご紹介していければと思います。

 

Emooveでの経営について

現在、株式会社Emooveは、鵜飼・松谷の2名の役員体制で経営を行っています。松谷とはもう長い付き合いで、学生時代にアメリカのビジネスプログラムに参加して以来、一緒にビジネスをやりたいねと話してきました。

そんな私たち2人がよく話すのが、「自分たちが働きたいと思える会社をつくりたいね」という話です。2人とも揃って考え方がアウトローな部分もあり、既存の組織や人事制度などに対して疑問符を抱いていました。

じゃあ、「自分たちが働きたいと思える会社」ってどんな会社なんだろう?

そんな純粋な疑問をブレイクダウンして考えることから、Emooveのスタートははじまりました。

 

私の考える「経営」とはなにか

このテーマは非常に難しい問題であり、答えも正解もないものだと思います。その上で、あえて答えるとすれば、私の考え方は以下です。

「経営とは、会社にかかわるすべての人を幸せにする仕組みである。」

会社とは社会の公器であり、社会がよりよい発展をし、人々が幸せに生きられるような貢献をしていかなければならない。これこそが会社の本質であり、存在意義でもあると思っています。

そこで、ここでいうところの「人々」とは誰を指すのでしょうか?

すぐに連想されるのは、自分たちが行っている事業の「お客様」ですよね。もちろん私たちのサービスを使って不幸になるお客様は1人も生み出したくないですし、みんなを幸せにしたいという気持ちでサービス作りを行っています。

しかし、ここでいうところの「人々」とはそれだけでなく、一緒に働いてくれている会社のメンバー、その家族、さらにはステークホルダーのみなさまなど、会社というものにかかわるすべての人を指すものだと思っています。

いくらいいサービスを作っていても、そこで働く人たちが幸せでなければ、それはいい会社とは言えません。

社会の公器たる会社は、そこにかかわるすべての人を幸せにする存在でなければなりません。

 

給料を人件費としか捉えないことの問題

私は人件費という言葉があまり好きではないのですが、この理由はなにかと言うと、この言葉は事業の方しか向いていないものだと感じるからです。

前提として、給料を人件費として捉えることが100%悪いといっているわけではありません。ここでいうのは、給料を人件費として”しか”捉えることができないことが、問題だということです。

私は言葉には不思議な力があり、そして言葉にはベクトルがあるものだと思っています。その言葉を頻繁に使っていれば、その言葉に思考や行動が縛られるようになっていきます。

この人件費という側面には、「事業を作っていくにあたり、人を何人割いていくら支払ったか」という意味合いが強く感じられます。もちろん事業を管理し成長させていく立場の人間からすれば、この考え方も当然必要ですし、持っていなければ務まりません。

しかし、私たちが関わっているのは、お客様だけではなく、一緒に働くメンバーもまた同じです。

彼らの成果に見合った報酬・給料を渡すことができているのか、彼らはなにに幸せを感じ、どうすれば幸せになれるのか。

それは画一的な答えができるものではありません。

そんな難題を一人一人の人について、徹底的に探究する。

経営者は、関わるすべての人にとっての幸せの専門家でなければなりません。

私もまだまだで、全然できているわけではないので、日々精進していかなければいけないなと常々思っています。

 

持続しない成長を手に入れても仕方がない

給料を人件費と捉え、できる限り圧縮し、短期的には事業は利益が出て儲かるかもしれません。
しかし、その先になにが残るでしょうか?

そのやり方で短期的な成長や成功を手に入れたとしても、それを持続させることはできません。一緒にビジョンを成し遂げるべく努力をしてくれる素晴らしい能力を持った人たちはそんな会社で働きたいと思わないからです。

人を採用するというのは、思った以上に莫大なお金がかかります。経営の数字的な側面から考えたとしても、新たに素晴らしい人材を採用するよりも、すでに働いている素晴らしい人たちにここで働く幸せを感じてもらい、長く一緒に働いてもらうことの方が、よっぽど経済的合理性があります。

もちろん、すべての時期を通して満足いく金額のお給料を支払うことはとても難しいことです。
事業の状況が苦しいとき、会社が立ち行かなくなりそうなとき、どうしても一緒に働くメンバーにお給料について相談しなければいけないときが来るかもしれません。

でも、そんなときでも、どうコミュニケーションをするかで人の感じ方は大きく変わります。そして、今までどのようにその人たちと接してきたかでも大きく変わります。

どう話したら理解をしてもらえるのか、どう話したらそんな状況を一緒に乗り越えようと思ってもらえるのか。

詰まるところ、「人間味のある経営」を私たちは意識していかなければいけないのではないでしょうか。

 

最後に

最初の話に戻りますが、「自分たちが働きたいと思える会社」の一側面としてご紹介をしてきました。

しかし、ここでお話をすること以上に、実際にこのような会社を作っていくということはとても難しいことだと思います。

会社規模が大きくなればなるほど、役員クラスの人間だけではなく、現場の管理職の方々にもこの考え方が浸透している状況でなければならなくなります。

私たちは、会社のビジョン・コアバリューなどの浸透とともに、役員や経営層の考え方をオープンにし、しっかり伝達・コミュニケーションをすることで、素晴らしい組織を作っていかなければなりません。

会社のメンバー一同、改めて気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。

SNSでフォローする