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経営のセンターピンは広報じゃ!!と思った話。(前編)

こんにちわ。まっつんです。いきなりですが、鵜飼ちゃんがemory更新されてなくて悲しんでたのと、広報がいかに経営のセンターピンになりつつあるか?という事を思考整理したのでアウトプットを兼ねてサッと記事にしてみました。

※本稿は個人の見解であり、組織の総意ではありません。

※アイキャッチ画像は本稿との関係はありません。

広報役割とその変遷について

まず広報を論ずる上で事業(プロダクト)のブランディングと組織のブランディングに分けて考えてみます。そして今回のトピックはその比重の掛け方についてです。

周知の通り、2010年くらいまでは広報やブランディングという言葉は事業とセットで使われることが多かったように思います。

そこそこ良いプロダクトを創ったら、消費者同士のコミュニケーションが閉鎖的な世界では「テレビCMを打ちまくる」「小売店の棚のゴールデンスポットを営業リソース投下して、面を抑える」などが基本戦術でした(今まさにここに流れていた莫大なPR予算がアマゾンエコーやGoogle homeなどの音声購買のプラットフォームに流れて来ている訳ですが…)

一方、SNSが登場した現代において消費者にブランディングにおけるパワーバランスが傾いており、事業の優位性はPR量ではなく純粋なユーザー体験の質に変わってきています。

ベゾスが「今までは事業を成功させるためのコスト構造は30%がプロダクト、PRが70%だったが、現代社会ではこれが逆転した」というのはまさにです。

こうなってくると優れたプロダクトを創るために必要なのは、多面的な視点からの「問題の発見」と優れた人材達の知の融合によって起こる「問題の解決のアイデアクリエーションと実行力」になってきます。

この「事業を成功させたければ、組織を成功させよ」という急がば回れ的な感じが現代経営、特にIT産業における1つの変化かなと思う次第でして、それに伴って広報の役割というのが事業>組織から事業<組織という風にシフトしてる、もしくはしていくべきというのが今回の提起したいテーマです。

人材競争の要としての広報

働き方革命による複数所属の常態化

あらゆる業務がスライスされていった結果として優秀な人材が複数の肩書きを持ち、様々な会社に属するようになってくるのは不可逆な未来です。

その中で、優秀なタレントをスポットミッションでも引きつける組織ブランディングが出来てるかどうか?というのは知的労働産業で勝負してる我々にとっては超重要な先行指標になると思っています。

日本で最も組織の広報で成功してるのはメルカリさん。あとはオウンドメディアの金字塔、サイボウズさんです。そしてメルカリさんの成功事例でいうと

  • メディアに出てる量が圧倒的に多い(量)
  • 日本発のグローバルユニコーンというオリジナリティと、一貫性のあるストーリー(質)

という量と質がしっかり追求出来てるのが本当に強くて、こういった事を可能にしてるのが経営陣の組織広報に対する重要性の理解だと思います。

メルカリさんの広報に対する熱量はインタビュー記事から読み取れます

経営者の半分の仕事は、もはや広報なのでは?説

 

繰り返しになりますが、プロセスの遅行結果でしかない短期利益よりも、上記のような見えない組織のブランディング資産(仮想BSとか呼んだりしますが)の方が、益々重要な概念になってくると思います。

ただ、このあたりに注力するのは短期的に利益を減らすうえに長期的なROIが定量的に提示できない意思決定領域なので、合理的に考えると株式市場、非上場であれば投資家とのコミュニケーション難しいところなんですけど、この見えない資産に明確な意思を持ってIRしていくのって現代経営者の役割として超重要なんじゃないかなと思うわけです。

経営の仕事とは極論かもしれませんが「①未来を描いて発信し、②優秀な人材を巻き込み、③才能を解き放つような環境を整え、④権限を委譲する」という事だと思っているのですが①と②の成果変数のうち、かなりの部分が広報によるところが大きいと思っているため、もはや経営の仕事の半分は広報なのでは?とふんわり思っているわけです。

後半につづく。(かもしれない)

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